寒くなればなるほど、鍋料理が一層、美味しく感じますよね。 鍋料理と言えば、寒い間だけの特別な食べ物だと思いますから、冬の間にいろいろな鍋を楽しみたいものです。 しゃぶしゃぶを始め、水炊きや、すき焼き、つみれ鍋、カニ鍋、あんこう鍋など、いろいろな鍋料理があります。 最近では豆乳鍋、カレー鍋など、昔はなかった鍋も登場しています。 鍋料理は基本的に、お野菜もたっぷり取れますし、ヘルシーなメニューですから、女性の方にも嬉しいですよね。
さて、鍋料理の中でも、ダシが出て、たまらなく美味しい鍋料理が、カニ鍋ではないでしょうか。 他には出せないような濃くて美味しいダシが出るカニ鍋は、カニの旬であり冬の楽しみだと思います。 一昔前ですと、カニ鍋は高級料理で、料亭などで食べるようなものでしたが、最近ではご自宅で気軽にカニ鍋を楽しむお宅も多いようです。 家族みんなで、カニ鍋を外食するより、ずっと安く済みますからね。
「さて、今夜はカニ鍋でも作ろうかな」、そう考えたときに、お野菜など、白菜、ねぎぐらいは、 おうちにあるもので大丈夫ですが、カニをストックしているおうちもまずないと思うので、とにかく、カニを手にいれなければなりません。 カニを購入する場合、港近くの町など以外ですと、生きているカニはほとんど販売されていません。 スーパーなどでは、生きたカニを販売しているのが稀であり、ごくたまに生きた毛ガニがおがくずに入って売られているのを見かけるくらいです。 ですから、ほとんど、ボイルされたカニ、冷凍されたカニが売られています。
その中から、カニ鍋に使うカニを選んで買うわけですが、味の悪いもの、臭みの強いものなど、カニ選びを失敗してしまったら、 せっかくのカニ鍋が台無しになってしまいますよね。 ですから、カニを買う際は、「カニはどれでも一緒だろう」とは思わず、きちんと美味しいカニを選ぶようにしましょう。
というわけで、ここでは、美味しいカニをどうやったら見分けることが出来るのか、その方法をご紹介します。 まず、タラバガニ、ズワイガニの場合、色が2色になっていて、色の良いカニを探しましょう。 カニの中でも、タラバガニ、ズワイガニは赤が鮮やかなカニですから、カニに色艶があるものが良いでしょう。 中には赤ではなく、茶色っぽくなったカニも売られていますし、また、発色が良くないカニも売られています。 これらは、鮮度が落ちていると思われますので、選ばないようにしたいですね。 毛ガニは、カニ鍋にはあまり使わないでしょうが、毛ガニは茹でてもきれいな赤にはなりません。 どの毛ガニも赤褐色になり、鮮やかな赤ではないので、毛ガニを買う際は覚えておきましょう。
それから、カニ鍋用に姿のまま売られているカニを買う場合、カニの甲羅の状態をチェックしてみましょう。 先ほどご紹介しました、カニの色や艶や良かったとしても、甲羅が乾いてしまっているカニもあります。 甲羅が乾いているということは、茹で過ぎてしまったことを表します。 このような状態になっているカニは、茹ですぎで、塩分が濃縮されてしまいますから、味が塩辛くなっています。
逆に茹でが足りない場合は、みそが固まっておらず、身の甘みが落ちてしまうでしょう。 カニの足をつまむと、汁が出ているような、とにかく汁気が多いカニは、茹でが足りない場合です。 適度に茹でてあるカニは、汁が出ないものです。 スーパーなどですでにパックされて売られているカニに、汁がたまっているようなものは、茹で足りない証拠でしょう。
また、カニは甲羅を上にして並べて売られいるものがありますが、反対側の腹の色もチェックしてみましょう。 普通、カニの腹は黄ばんでいて、白ではありません。 それが、黒っぽく変色しているカニをたまに見かけますが、それは注意してくださいね。 なぜなら、ゆで方があまいので、かにみそが固まらなかったため、腹に流れて浸透したため、黒っぽくなるのです。 このようなカニはカニ味噌の量も少ないですし、身にみその油分がまわってしまい、身の味が落ちていますので、カニ鍋にしても味はいまいちでしょう。
時々、観光地などにあるお店で、カニの甲羅を上にして並べてあるのを見かけます。 こんな並べ方をしていると、中に入っているかにみそが身へ流れ込んでしまいます。 ツウは、腹側を上にして、並んでいるお店から選ぶそうです。 これも、おいしいカニの選び方、お店の選び方でもあります。 カニ鍋に入れるより、そのままボイルガニを食べるのであれば、茹で過ぎのカニ、茹で足りないカニの味もはっきりとわかるかもしれません。
それから、実際にカニの甲羅を触ってみると、硬い甲羅もありますし、柔らかい甲羅もあると思います。 ですから、カニを選ぶ際は、手で持って実際に甲羅を押してみるとよいでしょう。 甲羅が柔らかいカニの場合は、脱皮してまもないので、身入りが少ないと思われます。 甲羅の硬いものを選べは、身は育っているので、カニ鍋でもしっかりと味が出て、たっぷりと身も楽しめるでしょう。
また、カニ選びは、その重さも大切です。 よく仕入れなどで、プロの方はやっておられるかと思いますが、実際に手にとってみて、ずっしりと重量感があるカニを選びましょう。 主婦のみなさんは、きっとスーパーでキャベツやレタスなどを選ぶ際に、実際に手で持ち上げてみて重みをチェックしていると思います。 それとまったく同じことをカニにもすればよいわけです。
見た目より重さがずっしりとしている場合は、それだけ身がしっかりと詰まっているので、それを使えばボリュームのある、美味しいカニ鍋を作ることが出来るでしょう。 まずは、「これくらいのカニの大きさがいいかな」とサイズを選んで、その大きさの中で一番、重いカニを選ぶと良いでしょう。 身がしまったカニは、かにみそも沢山詰まっていると思われます。 そして、ついでにカニの匂もチェックしてみましょう。 カニは甲羅ではなく、腹の匂いをチェックしてみてください。 潮の香りがするカニは新鮮です。 時折、アンモニア臭がするカニが売られていますが、これは鮮度の悪い可能性があります。
このように「カニを買う」というだけでも、これだけのチェック方法があることを、みなさんはご存知でしたか? 美味しいカニ鍋を作るには、まず、美味しいカニを選ぶことが大切ですよね。 格安なカニには、何かわけがあって安く売られているのでしょうから、その辺をよく検討してみると良いですね。 新鮮で美味しいカニを買うことが出来たら、それは主婦として素晴らしいことだと思いますし、家族にも喜んでもらえるでしょう。
スーパーで売られているカニや、デパートで並べてられているカニは、すでにパックに入っていることもあります。 このような場合は、まさかパックを破ってチェックするわけにもいきませんから、直接、触ってみたり臭いもかいだりできません。 見た目や色でしか判断できないので、チェックも難しいと思います。
観光地などのお土産屋さんでしたら、カニをそのまま並べてあるので、そこで美味しいカニを選び出すのは腕の見せ所です。 カニはもともと高価な物ですので、びっくりするくらい安いカニには、何かわけがあると思ってオッケーです。 もちろん、わけありのカニがすべて悪いものだとは限りません。 わけありカニを好んで買う方も多いですが、これは、どんな食べ方をするのか、カニ料理の用途によると思います。 カニ鍋にする場合、カニ鍋の身を食べることよりも、ダシが出ればよいと考えている方も多いと思いますので、その辺はお好みでしょうね。 ですが、食べて美味しくないカニを、カニ鍋に使うのはどうかと、私は思いますので、少しでも美味しいカニを選べるようになりたいと思っています。
(C) カニの種類は使い道で決める!